独自ドメイン・共有ドメイン・サブドメインの違いとは?初心者向けにわかりやすく解説
ホームページを作るのに欠かせないのが「ドメイン」と「サーバー」。中でもドメインはブランドの認知度やSEOを考慮する上で欠かせない重要な要素の一つで「独自ドメイン」「共有ドメイン」「サブドメイン」と呼ばれる種類があり、それぞれ特徴や用途が異なります。本記事では、これらの違いを初心者向けにわかりやすく解説していきます。 ドメインとは?基本の仕組み ドメインとは、インターネット上での「表札(会社名、店名)」のようなものです。例えば、このサイトのURLは「https://web.syu-u.com/blog/○○○○」となっていますが、この「syu-u.com」の部分がドメインにあたります。 本来、ホームページのURLは「123.456.1.1」のようなIPアドレス(座標のようなもの)で管理されていますが、数字の羅列では覚えにくいため、わかりやすい文字列(ドメイン名)に置き換えられています。 独自ドメイン・共有ドメイン・サブドメインの3つの種類のドメイン 独自ドメインとは? 独自ドメインとは、ユーザー自身が独自に取得(作成)して使用するオリジナルのドメインで、日常的な会話やビジネスの文脈で「ドメイン」と言った場合、そのほとんどは独自ドメインを指します。 メリット ブランディングに有利(企業や個人のブランドを確立しやすい) SEOに有利(長期的に検索エンジンの評価を蓄積できる) メールアドレスとして利用可能(例:info@○○○○.com) デメリット 取得・更新に費用がかかる(年間1000円〜5000円) 設定が必要(レンタルサーバーとの接続など) サブドメインとは? サブドメインは、独自ドメインを親として、その一部を利用して作られるドメインで、親となるドメインの下にある「枝」のようなものです。例えば、「shop.syu-u.com」や「blog.syu-u.com」のように「○○○○.独自ドメイン」の形になります。尚、このサイトはサブドメインで運用されています。 メリット 独自ドメインを取得していれば無料で作成可能 同じ独自ドメイン内で複数作れる 異なるコンテンツを整理できる(企業サイトとブログを分けるなど) デメリット SEOの評価が独立することがある(サブドメインごとに検索エンジンの評価が変わる) 管理が複雑になる可能性(複数サイトの運用が必要) 共有ドメインとは? 共有ドメインは、複数のユーザーが同じドメインを共用して使用する形式のドメインです。各種ホームページの作成サービスや、使用するサーバーに初めから用意されていることが多く、無料で使用できる代わりに、他のユーザーとドメイン部分が同じになります。 表記自体はサブドメインと変わりませんが、ユーザーにはドメインの所有権がないため、サブドメインではなく、共有ドメインと呼ばれています。例えば、Wixの無料プランでは「wixsite.com」の部分を共有して「○○○○.wixsite.com」となります。 メリット 無料で利用できる 設定不要 デメリット 独自のブランディングができない(ドメインに利用中のサービス名が入る) サービス終了のリスクがある(サービス終了時にドメインもなくなる) まとめ:ホームページの目的に応じて、適切なドメインを選びましょう! 種類こんな人におすすめ独自ドメイン本格的にサイト運営したい人サブドメインすでに独自ドメインがあり、用途別にサイトを分けたい人共有ドメイン無料で手軽に試したい人 最終的にどの方法を選ぶかは、目的や運営方法、予算などによって決まります。お試しでホームページを立ち上げたい場合は「共有ドメイン」、長期的に安定した運営やブランドの確立を目指す場合は「独自ドメイン(サブドメイン)」を選ぶとよいでしょう。それぞれにメリットとデメリットがありますので、自分のニーズに合った方法を選択することが重要です。