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東京・小金井市のWEB制作会社の豆知識

MEMORANDUM

SEO対策はアナリティクスだけでは足りない。サーチコンソールの正しい使い方

ホームページを制作する際に、定期的に記事を更新することで検索エンジンに評価され、アクセスが増えるという話を聞き、自身でキーワードを盛り込んだブログを更新されている方も多いと思います。
SEO対策というと、まずアクセス解析(Googleアナリティクス)を確認しようと考えがちですが、検索結果での評価や表示状況を把握するためには、サーチコンソールの確認が欠かせません。
この記事では、SEO初心者の方でも理解できるように、サーチコンソールの正しい使い方と、弊社で実際に行っている検証の考え方を説明します。

SEO対策にまず必要なのはアナリティクスではなくサーチコンソール

SEO対策の目的は、検索結果で適切に表示され、クリックされる状態を作ること。
そのためには、検索キーワード、表示回数、クリック数、掲載順位といった検索結果上の情報を把握する必要があります。

アナリティクスは「サイトに来た後の行動」を見るツールですが、サーチコンソールは「検索結果に表示されるまでの状態」を確認するためのツールです。
SEO対策を行う場合は、まずサーチコンソールで状況を把握し、その後に必要に応じてアナリティクスを併用する、という順番が基本となります。

まず確認するのはここ。検索パフォーマンスの基本

サーチコンソールを開いたら、まず確認するのが「検索パフォーマンス」の画面です。
SEO対策において、この画面を見るだけでも現状把握の大部分は行えます。

この画面で確認する項目

初心者の方が最初に確認すべき項目は、次の4つです。

  • 表示回数
  • クリック数
  • 平均CTR(クリック率)
  • 平均掲載順位

これらは画面上部のチェックボックスで表示・非表示を切り替えられます。
まずはすべてにチェックを入れ、全体像を把握するところから始めます。

まず意識したい考え方

この段階では、数値の良し悪しを判断する必要はありません。
「どのような検索キーワードで表示され、どれくらいクリックされているのか」を把握することが目的です。
SEO対策の第一歩は、現状を正しく知ることから始まります。

検証には欠かせない「フィルタ機能」の使い方

検索パフォーマンスの数値は、そのまま眺めていても判断が難しいことがほとんどです。
そこで重要になるのが、条件を絞って状況を見るための「フィルタ機能」です。
全期間・全ページ・全キーワードのままでは、「どこが変化したのか」「何が原因なのか」がわかりません。
検証を行う際には「調査対象」を絞って確認することが重要です。

フィルタ機能の基本

検索パフォーマンス画面の上部にある「検索タイプ」「期間」「+フィルタを追加」から、条件を追加できます。検索タイプは「ウェブ」のままで問題ありません。

フィルタの種類説明
期間フィルタ期間を限定して状況を確認したい場合に使用します。
「直近28日」と「その前の28日」といった形で比較すると、直近の変化を把握しやすくなります。
短期間すぎると数値が安定せず、長期間すぎると変化が見えにくくなるため、まずは28日単位がおすすめ。
ページフィルタ特定の記事やページの状況を確認したい場合に使用します。
「フィルタを追加」からURLを入力し「URLを完全一致で指定する」ことで個別ページの変化がわかります。
検索キーワードフィルタ特定の検索語句に絞って表示状況を確認したい場合に使用します。
「フィルタを追加」から検索キーワードを入力し「次を含むクエリ」で想定しているキーワードで表示されているかを確認します。

絞り込み時の注意点

  • 一度に複数の条件をかけすぎない
  • 数値が極端に少ない場合は条件を緩める

この数字は良い?悪い?判断の考え方

サーチコンソールの数値は、単体で見ても良し悪しを判断できないことがほとんどです。
ここでは、実務でよくある参考例をもとに、考え方を整理します。

表示回数は増えているがクリック数が増えない

  • 表示回数:1,200 → 2,400(約2倍)
  • クリック数:60 → 65(ほぼ横ばい)
  • 平均CTR:5.0% → 2.7%(低下)
  • 平均掲載順位:8.2 → 8.0(ほぼ変化なし)

OKラインの目安

  • 掲載順位が大きく下がっていない(±1〜2位以内)
  • クリック数が急減していない

この場合、検索結果には多く表示されるようになっているものの、順位は安定しています。
表示回数の増加によるCTR低下はよくあるため、まずは大きな問題はない状態と考えられます。
タイトルやディスクリプションは「改善余地があれば検討する」段階です。

表示回数とクリック数が同時に減少している

  • 表示回数:3,000 → 1,800
  • クリック数:180 → 90
  • 平均CTR:6.0% → 5.0%(やや低下)
  • 平均掲載順位:5.4 → 9.1(低下)

OKラインの目安

  • 一時的な変動(1〜2週間程度)である
  • 他の主要ページに同様の傾向が見られない

順位低下が継続している場合は注意が必要ですが、短期間であれば様子見も選択肢です。
競合ページの増加や検索結果の変化など、外的要因も含めて全体の状況確認を優先します。

順位は上がっているが表示回数が増えない

  • 表示回数:220 → 240(ほぼ横ばい)
  • クリック数:18 → 22
  • 平均CTR:8.2% → 9.1%(改善)
  • 平均掲載順位:15.6 → 9.8(上昇)

OKラインの目安

  • 掲載順位が10位前後まで上昇している
  • CTRが改善している

検索需要自体が小さいキーワードの場合、順位改善=成功と考えて問題ありません。
表示回数が少ないこと自体は異常ではないため、関連キーワードや別ページでの展開を検討する段階です。

表示回数は維持されているが、クリック数が大きく減少している

  • 表示回数:3,000 → 3,100
  • クリック数:180 → 90
  • 平均CTR:6.0% → 2.9%(大幅低下)
  • 平均掲載順位:5.4 → 5.3(ほぼ変化なし)

OKラインの目安

  • 一時的な変動(1〜2週間程度)である
  • 同順位帯の平均CTRとの差が小さい

順位が維持されているにもかかわらずCTR低下が継続している場合は注意が必要です。
短期間であれば様子見も可能ですが、3週間以上改善が見られない場合は、タイトルやディスクリプションの見直しを優先的に検討します。

順位が上昇しているにもかかわらず、クリック数が減少している

  • 表示回数:2,000 → 2,800
  • クリック数:120 → 110
  • 平均CTR:6.0% → 3.9%(低下)
  • 平均掲載順位:8.5 → 4.8(上昇)

OKラインの目安

  • 新規クエリ流入増加による一時的なCTR低下
  • 発生から2週間以内である

順位上昇と反してCTR低下が継続する場合は、検索意図とタイトルのズレが疑われます。
短期的な変動であれば経過観察も選択肢ですが、主要キーワードのCTRが回復しない場合はタイトル修正が必要です。

数値は一つだけを見ても判断できません。複数の指標をセットで見ることで、はじめて状況が見えてきます。

参考:CTRの目安について(2026年度掲載順位別の参考)

検索順位クリック率
1位39.8%*
2位18.7%**
3位10.2%
4位7.2%
5位5.1%
6位4.4%
7位3.0%
8位2.1%
9位1.9%
10位1.6%
11位以下1%未満も珍しくない

上記の数値には「これなら正解」という絶対的な基準はありません。
検索需要や業種、掲載順位によって数値は大きく変わります。

判断できないときに確認するポイント

実際に運用を行っていくうえで、サーチコンソールを見ても明確な結論が出ないケースが多くあります。その場合は、無理に答えを出そうとせず、次のポイントを確認します。

追加で確認したいこと

  • 期間を少し広げてみる
  • 類似ページ(自身のものと、検索に表示される他者のもの)と比較してみる
  • 検索する人のキーワードの使い方が変わっていないか

また、Googleのアルゴリズム更新や季節要因など、自分ではコントロールできない要素も存在します。

無理に改善しないという選択

数値が動かない、もしくは理由が特定できない場合、何もしないという選択をすることもあります。
安易な修正が、かえって評価を下げることもあるため、無理に施策をするよりも、「状況を見極めること」が重要です。

まとめ|SEO対策でサーチコンソールを見る意味

SEO対策において重要なのは、検索結果上で何が起きているかを正しく把握することです。
そのための基本となるツールが「サーチコンソール」です。
まずは数字を正しく見ること、そして判断を急がないことを意識して活用していきましょう。

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