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東京・小金井市のWEB制作会社の豆知識

MEMORANDUM

もしもに備える!ホームページのバックアップ方法

「バックアップデータはないのですが、改ざんされたホームページ(WordPressを使用)を復旧できますか?」
先日、お取引のある企業様よりこんなご相談をいただきました。
幸いにも、データベースとダウンロードしていたファイルから復旧することができましたが、改めて バックアップの必要性 を実感する機会となりましたので、専門知識がなくてもできる、中小企業担当者向けのホームページバックアップの正しい方法をご紹介します。

なぜバックアップが必要なのか

ホームページは更新作業中のミスやサーバー障害、ウイルス感染など、日常的にトラブルのリスクがあります。
特に中小企業では専門のシステム担当者がいないことも多く、万が一の時に慌ててしまいがちです。

そこで大切なのが 「バックアップ」 です。
バックアップとは、ホームページのデータを別の場所にコピーして保存しておくこと。
普段は使わなくても、いざという時にデータを元に戻せる「保険」のようなものです。

バックアップを必要とするトラブル例

  • 更新作業中に誤ってファイルを削除してしまった
  • サーバー障害でデータが消えてしまった
  • WordPressの更新後に画面が真っ白になった
  • サイトが改ざんされてアクセスができなくなった

ホームページの仕組みとバックアップの対象

バックアップを正しく取るためには、まず「何を保存すればいいか」を理解する必要があります。
ホームページは主に次の2つで構成されています。

  • ファイルデータ(HTML・CSS・画像・PHP、JS等のプログラムファイルなど)
  • データベース(WordPressなどの管理画面を持っているサイトの場合)

管理画面のない静的なHTMLサイトの場合はファイルデータをそのままコピーしておけばOKですが、WordPressのように投稿や設定をデータベースに保存するタイプでは、ファイル+データベースの両方をバックアップする必要があります。

バックアップの取り方

手動でバックアップする方法(静的HTMLやワードプレス以外のCMSの場合)

ワードプレスのような専用のプラグインの無いホームページの場合はFTPソフトを使用して手動でバックアップを行うことが多いです。

  • FTPソフトでサーバーからホームページのファイルをすべてダウンロード
  • サーバー管理画面(例:phpMyAdmin)からデータベースをエクスポート
  • ダウンロードしたデータを外付けHDDやクラウドストレージに保存

ポイントは、日付をつけて定期的に取ることです。
例えば、「backup_2025-10-07」のように名前を付けると管理しやすくなります。

自動バックアップ(WordPressの場合)

WordPressを使っている場合は、プラグインを使うことで自動化できます。

代表的なプラグイン

  • UpdraftPlus
  • All-in-One WP Migration
  • WPvivid

これらを設定しておくと、毎週または毎月、自動でバックアップを取り、指定したファイルに保存してくれます。自動化しておけば、担当者の手間を減らしながら確実にデータを守れます。

注意点

プラグインを使用したバックアップは効率的で便利ですが、復旧時にもプラグインが必要となります。
復旧時のデータアップロードに容量制限のある場合もあるため、事前に復旧可能かをテストしておくことをお勧めします。

バックアップの管理と注意点

バックアップは取るだけでなく、安全に保管・管理することが大切です。

  • 保存先は 2ヶ所以上にする(クラウド+外付けHDDなど)
  • サーバーと同じ場所に置かない(障害時に同時に失うリスク)
  • ファイル名や日付を明確にして整理
  • 一度は復元テストを実施して、きちんと戻せるか確認

「バックアップを取ったけれど戻せなかった」では意味がありません。
テスト環境などの用意があれば、事前にテストしておくと安心です。

まとめ

ホームページは、会社の顔であり、貴重な情報資産です。
万が一のトラブルに備えて、日頃からバックアップを取る習慣をつけておきましょう。

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